2013団体戦

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団体戦ふたたび!
9年ぶり4回目の開催

今年の学ドリはひさびさに団体戦を復活させた。自動車部が大挙して応募してくる割り合いが増えたからね。日光で開催したのは東大会のみのという意味ではなく、全国大会のつもりだ。今回はたったの5組のエントリーだったけど、将来的には個人戦とおなじくらい大きな規模にしたいと思ってます!

自動車部のカンバンを背負って激走!

 たったの5組だし、みんな個人戦にも出ているからどうしてもサブ的イベントに思える団体戦。しかも、初日の練習走行では接近度がイマイチ。「学生の団体はちょっとむずかしかったかなぁ…」と心配したんだけど、本番になったら状況一転! 1位2位はいか天でも上位に食い込むことまちがいなしの接近ドリを見せてくれた。
 優勝した中日本短期大学のメンバーは全員が自動車部…ではなく「レーシング部」に所属。去年活躍したOB(東大会7位の加藤諒くん)が走行中に掲げていた学ドリ旗を受け継いで走行。母校に錦を飾った。
 学ドリでの勝利は学校でも話題で、先生が学園祭のときに優勝パレードラン(ドリフトはムリだったけど)をさせてくれたそうだ。新入部員にはイケイケ1年生が勢ぞろいらしく、来年も台風の目になることまちがいなしだね。
 2位は慶應義塾チーム。「勉強できてもドリフトは…」なんて思ってた参加者も多かったと思うけど、自動車部OB&退部組の、ちょっとアウトローな3人組みがオールペンの❝いかにも❞な4ドアで揃えてきた。本番直前で順番を変更したのが成功して接近度アップ! これはもしかして…と思わせたけど、あと一歩のところで中日本に及ばなかった。
 3位の茨城大学は自動車部の部員20名のうちドリフトをやっている3名全員で参加。3人そろって接近するのははじめてだし、長山くんは日光サーキット初走行だったし、優勝を狙うには準備不足だったか。しかし、来年はだれも卒業する予定がなく、このままいけばおなじメンツでまた出場できるってのが強みだろう。今年は練習…かな!?
 同率4位の東洋大学と関東自動車大学校も自動車部(関東はドリフト部)で揃えてきた。走りはお世辞にも「すげー接近!」とは言えなかったけど、ほかの参加者にとっても、自分たちにとってもいい刺激になったと思う。学ドリは、まず出ることに意味があるんだからね!
 勝つのも大事だけど、負けがあるから気合いが入るもの。しかも、自動車部のカンバンを背負っていたらさらに燃える。そのうちダートラやジムカーナとおなじくらい「学ドリ団体」が認知されたらいいよね!

団体戦優勝・中日本自動車短期大学校

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ゼロクリアランスで「捨て身の接近」を成功させた!

dantaisen02.jpgNAC(中日本自動車短期大学校の略)の目標は、とにかく本番で目立つこと。やるまえからぶつかってボロボロになるのを想定して、そうなってもいい江崎くんが真ん中を走るのを決めてから走行順を決めたくらいだ。本番では、先頭を走る伊藤くんが最終コーナーの立ち上がりでもたつき。それでも引くわけにはいかないと江崎くん、神谷くんは全開踏みっぱなし、バンパー互いに当てつつ追走! 1コーナーの進入は1日目夜の反省を活かしクリップを奥へ、キレイに3台が連なってドリフト。だれの目にもモンクなしの勝利だった。

団体戦準優勝・慶應義塾大学

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シティボーイの4ドアトリプルアタック!

2013team02B.jpg団体用の練習走行以外に、クラスごとのフリー走行のときもわざとくっついて団体を意識して走っていたそうだ。リーダーは年長の小紫くん。畑くんのマシントラブルもあって、団体戦直前で練習走行の畠中・小紫・畑という並びから小紫・畑・畠中の順番へ大きく作戦を変えた。

団体戦3位・茨城大学

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準備不足だった…!? 来年はベストでのぞむ!

2013team03B.jpg普段からふたりでいっしょに走っている宮村くん、塙くんがまえを引っぱり、後輩の長山くんが最後尾でふたりを追いかける格好に。いい調子でコーナーを抜けていくふたりにたいして、長山くんは合わせることができず。

団体戦4位・東洋大学

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勝ち負け関係なし!参加すること命!

2013team04B.jpg団体走行の経験はなく、実力がひとり抜けてる外山くんが先行してキレイに抜けていくのをうしろの2台が必死に追いかけていたけど、3人の息は合わせられずに団体ドリフトはいちども成功せず。

団体戦4位・関東工業自動車大学校

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エースのマシントラブルで無念!

2013team05B.jpg前年東4位の松永卓率いる関東工大のドリフト部は、松永、田口、川久保の同学年トリオでエントリー。上位が狙えるメンツが揃った…と思ったけど、1日目の練習走行の終わりに松永くんのS15のロッカーアームが飛んで走行できず。代わりに走ることになったのは2年生の田中くん。まえを走る田口くんは「ぶつけてもいいからとにかく飛びこんでこい」とアドバイスしたそうだ。